コロナによるリモートワーク急増の影響で業績がさらに向上した絶好調のニトリですが、社長は相変わらず鋭い視点。

当たり屋で知られるニトリ会長ですが、今年の日経平均予想は22000円程度と、強気予想が多い中で弱気でした。

そして先日、ポスト安倍時代の特集で多くの経営者に今後の経済予想をしてもらうテレビ企画がありました。

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似鳥社長だけ、なぜか一直線での下落を示唆。

コロナバブルが発生しましたが、これは最後のオーバーシュートだと見抜いている??

相場の世界では、急騰した後は、ゆっくり下がると言われています。(逆に暴落したらゆっくり上がる)

コロナ後V字回復に見えても今後、コロナが拡大しないとなると、これまでのコロナを理由にした史上最大規模の財政出動は続けられません。

逆コロナショックのような金融引き締めがありえる?

尚、現在、ドル建て日経は過去最高値を更新しており、実はコロナ前よりも高くなっています。

これは円高効果です。円高が進んでも今は日経があまり下がられないのはドル建て日経が高値更新してるから。

しかし逆に考えると、今後、トリガーが引かれるとドル建て日経も円建ても大きく下落するリスクが高まっていると認識できる。

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チャートもいつ崖崩れ的な急落があってもおかしくない高値圏に見えます。


円建て日経225は日足で自分の予想とかなり近いものになっており、日足では三尊、月足では四尊天井が見えてきます。

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※日経月足

1:2018年2-3月VIXショック
2:2018年10-12月大天井から崩壊
3:2020年3月コロナショック
【今】4:2020年10月~コロナバブル崩壊??

結局、このコロナバブルでも日経は24000を超えておらず、それゆえさらに上昇すると言っている人と、ここで天井だという人で意見が大きく分かれているポイントになります。

当方は上記のような時間軸での日経平均の大天井形成を見据えています。



尚、9月3日に想定した日経平均の値動きですが、9月14日まで強い目線で、かなり近いものになりました。

日足予想、

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菅政権誕生でご祝儀相場がやってくる?

結果↓
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ボリンジャバンドが相変わらず効いており、14日の+2αタッチで綺麗に反落。もはや自動売買でやるのが最適な相場かもしれません。

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昨今の暴落は相場の穴を付くように崖崩れ型の急落から始まることが多いと感じます。

綺麗なダブルトップや三尊天井より、四や五尊まで相場を煮詰めてから、上抜けに思われたところで崩壊するパターンが頻出している。

今回の9月3日のダウ29150からの急落も同様です。奇襲的な急落が崩壊のシグナル。

天井はまず当てられない相場になっています。

今回、ドル円が非常に不穏な空気になっているので、このシルバーウィーク連休の穴を付いて、週明けはまた一波乱があるかもしれません。

仮にここで日経が一気に22000円割れなど、一気下げになると、これまでしぶとくショートを狙ってきた人々は安易にツッコミショートができず、押し目買いに向かう人が増え、それがさらに下落トレンドを加速させることになると思います。


安倍辞任で様子見利確&全出金したような謙虚な投資家が大勝利展開になり、強欲なバブルの高値追いをしていた人々は、あまりにも長く続く下落トレンドで憔悴&破産する時代になるかもしれません。

しかし逆に、トランプ再選やコロナが冬に再拡大し、再ロックダウン&大規模財政出動が再び行われるなどの展開があれば、株バブルが延命し、日経は3万を超える人もあり得ると思いますが、FOMCで2023年までのゼロ金利維持発表でも株安に傾いた今週の状況を見る限り、そういった人為的な展開以外での株高はもはや想定しにくいでしょう。