Surryhills Report

シドニーSurryhillsで働いてた零細トレーダーのブログ(昭和末世代♂)の金融日記。
国際情勢やマーケット情報をストレートニュースの如くレポートします。

2020年08月

アベノミクスによる金融緩和により、過去最高レベルで単純なバイアンドホールド投資戦略(つまりガチホ) によって大金を稼いできたトレーダーが急増しました。

正直言って、下がったらナンピン・絶対損切りしない・何があってもガチホという戦略があまりも幼稚にも思える手法ですが、コロナショックで確変かと思いきやコロナバブルを発生させることで、脳死ロンガーが一番勝ったという地合いが継続していました。

しかし2020年8月28日、安倍辞任によりアベノミクス終了。

この7年半はかなり特別な時間であった可能性はないでしょうか?

もしかすると、今後はもはや長期ガチホ戦略でお金持ちになるという戦略が通用しなくなるのではないかと。

脳死ロングしてるだけの純正バカ以外の勘のいいトレーダーたちは、安倍退陣に危機感を感じている人が多い。

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未だに馬鹿になって押し目買いをしている人は、ショーターバッシングなど買い煽りをまだ頑張っている印象。

自分の意見に過ぎませんが、この7年半で儲けてきた優秀な人は今後どうなるか分からないので様子見モードになるのが賢明かと。

しかしコロナバブルが10年に1度の最高の買い場だったと思いこんでる脳死ロンガーも多いので、今後、下がっても押し目だと勘違いする人が多いと思いますが、恐らくこれからの相場は安倍相場とは違ったものになり、超長期下落トレンドで民主党時代の悪夢再来もあり得る?

当方はコロナショックからその目線でしたが、株式の超長期下落トレンドを見ており、バイアンドホールドするなら貴金属投資一択です。

株は、この秋のバイデン勝利が本当に来るのであれば円と貴金属しか買えるものはないと思っています。

歴史的に見ると長期政権は株高トレンドでした。

さらに2006年の安倍一時でも株高。

長期政権×安倍というコンボは株高の時代になるトレンドがあったと言えます。

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※日経月足。安倍就任時はいつも株高。辞任後、トレンド転換へ

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驚愕の世論調査結果
いよいよ米大統領選は、共和党が8月24日にノースカロライナ州シャーロットで開催した党大会で、ドナルド・トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領を正副大統領候補に正式指名したことで、民主党の大統領候補のジョー・バイデン前副大統領と副大統領候補のカマラ・ハリス上院議員との本格的な戦いとなった。

「反トランプ」を旗幟鮮明にする米CNNテレビは、バイデン氏が自らのランニングメイト(副大統領候補)にハリス氏を選出した翌日12日から民主党大会が開幕した前々日15日の4日間に世論調査を実施した。

その結果は16日夜、CNNのホームページで公表されたが、驚愕の調査結果だった。焦点の副大統領候補が決まり、12日からの党大会を控えたその時期はバイデン・ハリスチ-ムを迎えて民主党支持層の歓喜の声に湧きかえってバイデン氏支持率が急上昇する好機と見られていた。

トランプが再び盛り返し、互角に近い情勢が明らかになっています。


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※ブックメーカーで1.85VS1.95

やはり4年前は1番人気のヒラリーが逆転負けしたように、無難にトランプが再選か?と思いますが、当方はこの秋の波乱次第ではバイデン勝利予想継続です。

※歴史学者アラン・リクトマン「バイデン勝利」予想

しかも安倍辞任も起こり、当方のイメージが現実とかなりマッチしてきた。

となると、次は秋の株式下落&バイデン勝利がやってくるかと。

なぜバイデンが勝つのか??

正直、日本ではバイデンが勝つと言っている人はほとんど見かけません。

トルコのエミン氏は明確にバイデン勝利を示唆していますが、彼以外はだいたいトランプ勝利予想。



相場やってる人の8割がトランプ勝利予想してます(自分のウォッチしてる人では)

日本人での人気もトランプ優勢で、ロリコン変態じじいと揶揄されるバイデンは日本ではまったく人気がなく、世論的にはトランプ再選を待望している人が多いかと。

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※バイデン氏の特殊な性癖がバッシングされている

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前々から9月ごろにリスクだと言及していましたが、安倍首相が体調不良で辞任しました。

【前回】2020年コロナバブル最終章、ブラックスワンがやって来る?

安倍首相が辞意表明、持病悪化で国政への支障考慮-最長政権に幕

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正直、19日のFOMCでも相場は下げても全て押し目になる異常な強さを持っていたので、ジャクソンホールでも株は強気一直線で過熱感がすごく、天井サインも多数あった。

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※アメリカ株高に浮かれる米国の若者

特に毎回、曲がりやで有名なTwitterアカウントからもロングで寝てるだけでお金が増える発言、過剰なショーターバッシング等。

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以前も言及したように、ボリンジャーバンドの狭い範囲で動いてるのが本質で、上抜きに見えますが結局はレンジで方向性の定まらない流れだった結論かと。


23500LCのボリンジャー2α以上でのショート推奨は恐らく天井を上手くとらえられたかと。

なので、この金曜日のこのタイミングでの辞任は、先物を吊り上げで個人投資家をはめ込んだような違和感しかありません。

菅官房長官のこの発言はなんだったのでしょう?

安倍首相は任期全うへ、体調は「変わらない」-菅官房長官

政治家がグルになって相場操縦をして、欲深い個人投資家をはめ込んだ形にしか見えません。


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NYの視点:FOMC議事録、9月会合での追加緩和を示唆せず、ジャクソンホールに焦点移行

8月19日のFOMC議事は相場の転換点になるか?と思われるほど相場が動きましたが、日経は弱いですが、アメリカ株は底を押し目にしてさらに急騰した結果になりました。

追加緩和期待がなくなった結果、ゴールドの急落は必然的ですが、買い支えも入っています。

コロナバブルはゴールドに依存しています。いいかえると金融緩和マネー次第。

一番最初に3月末にゴールドが飛んでから、株価がついて行っていたので、ここでゴールドが天井形成で1850ドル割れなど下落トレンドに入ると、株価は引っ張られます。

目先は1800ドル前後で反発するように考えていますが、もしもエリオット的な波動を描いて下落を続けるのであれば、ゴールド1700ドル割れも秋~冬に視野が入り、非常にテクニカルに素直で自分の思惑通りの動きになります。

市場はもはやFOMCなど金融関係の急落は全部押し目になるようです。コロナ感染拡大でこれから市場が危機に陥るとは思えない地合い。

もはや予想外の出来事や事件がないとこの歪んだコロナバブルは崩れなそうに見えてます。

しかし押し目買いの強さが異常な雰囲気を感じ、今の高値圏で張り付く株、ゴールド、ビットコイン、原油も全て相場の末期の異常な強さを持つ雰囲気を感じ、今年の1~2月にも似ていると。

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※ダウ日足

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【前回】※ゴールド夏の大相場、2070で天井形成か?

2070ドルで短期的に天井ではないか?と言及したゴールドですが、月曜日に想定通り、2070を大天井にして暴落しました。当方のミラトレで2000ドル以上で利確できた方はおめでとうございます。

先週、火曜~水曜は1日で10%近い暴落も見せ、ゴールドは終わった、バブル崩壊かもしれない…

そんな中、バフェット氏がバークシャーのポートフォリオに、ゴールドと相関性のある金鉱株を1.2%も入れてきて、超長期保有投資家のバフェット氏の購入に界隈がざわついています。




前回、5月に航空株を売り、短期的には逆神になってしまったバフェット氏ですが、今回ももしかするとゴールドの天井サインなのではないでしょうか?

尚、ジムロジャーズからもついに貴金属買いサインが出て、天井感マックス。

世界の至るところに終わりが来る:ジム・ロジャーズ
私は金・銀を保有し、さらに下がれば買い増すつもりだ。
10-15%の調整はどんな強気相場でも通常のこと。・・・
人々は恐れるが、それは買いのチャンスも与えてくれる。

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