[WBS] 2019年最優秀日本株ファンド!なぜ「オーナー企業」のみに投資!?

国内株の投資信託ファンドの去年1月から12月までの1年間の騰落率。つまりは1年で価格がどれだけ上がったかを示すランキングです。

去年はアメリカの利上げや米中通商摩擦による日経平均株価の急落などもあり、2位以下が軒並みマイナスということになっています。

そうした中で1位となったのが東京海上のジャパン・オーナーズ株式オープン。こちらだけは5.76%のプラスという好成績を残しています。

5月7日に発表された格付投資情報センターのR&Iファンド大賞で最難関とされる国内株式投資信託部門の最優秀ファンドにも選ばれました。なぜこのファンドが好成績を収めているのか、そのヒミツを探りました。



さきほどWBSに取材されていましたが、2019年最優秀ファンドに北原氏率いる東京海上のジャパンオーナーズが選ばれ、そのオーナー企業中心の投資が特集されていました。

驚くべきことにZOZOがトップの保有になっており、2月の底値に買って成功しています。

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ブラックロックのみならず、こうした勢力だったのだと判明しましたが、優秀なリターンを残す大手機関が保有を続けているとすると、ZOZO株も底堅い動きになるかもしれません。

ただし、ひふみもそうですが、時代の流れに乗ったファンドは逆風が吹くと一気に衰退するリスクもあるので、今回の2年連続の受賞の北原氏の東海アセットも今後はどうでしょうか?

オーナー企業には弱点もあります。
過度なワンマン経営によるリスクも考えられます。

他の保有銘柄でウェルビーなどもそうですが、全般的に優良企業ですが、割高なものが多く、このファンドの方針で今後も結果を出し続けられるかというと個人的には疑問を抱いた次第ですが、ひふみが没落し始めた現状、こちらの保有銘柄が注目される展開があるかもしれません。